Shopifyメールとは?特徴・メリット・使い方までわかりやすく解説!

Shopifyメールとは?特徴・メリット・使い方までわかりやすく解説!

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「Shopifyメールを導入したいけど使い方がわからない」
「Shopifyメールはマーケティングに活用できるの?」
「Shopifyのメルマガ配信は、どのような方法があるの?」

Shopifyのメールに関してお悩みや不安を抱えていませんか?

本記事では、マーケティングとして有効活用できるShopifyメールの特徴・メリット・使い方、効果的に用いる方法などをわかりやすく解説します。 この記事を読めば、Shopifyメールが自社に合った施策なのか検討できるでしょう。

ぜひ参考にしてみてください。

DMMチャットブーストではShopifyに関する記事もございますので、ぜひご覧ください。

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Shopifyメールとは?

Shopifyメールとは、Shopifyが提供するメルマガ機能のことです。2020年5月より日本語版がリリースされ、利用できるようになりました。Shopifyは自分好みにカスタマイズできるのが特徴なので、メルマガ配信は基本機能ではありません。そこでメルマガ配信のための追加機能が「Shopify メール」になります。

Shopifyメールは、Shopifyで獲得した顧客データを使ってメールマガジンを送付できるため、メールマーケティングを可能にします。Shopifyメールをうまく活用すれば、顧客管理とメールマーケティングの一元化を実現できます。

メールマーケティングが重要な理由

Shopifyメールなど、メールマーケティングが重要な理由として、以下の3つが挙げられます。

・顧客に直接リーチが可能
・リピートの獲得
・LTV(顧客生涯価値)の向上

最近ではSNSの普及によって、メールには古いイメージがあるかもしれません。しかし現在もなお、多くの人に利用されているコミュニケーションツールのひとつです。

メールマーケティングは顧客に直接リーチでき、かつ定期的なコミュニケーションを可能にします。メールを送り続ければ、関係性を維持・強化できるだけでなく、リピート購入にもつながりやすくなります。顧客をファンとしてつなぎ留めつつ、LTV(顧客生涯価値)を高めることも可能です。

メールマーケティングのメリット

メールマーケティングのメリットは「プッシュ型」であることです。 ユーザーが自身の手で検索をして情報を入手することを「プル型」と呼びますが、メールはその逆で店舗側から直接情報を送る「プッシュ型」です。 商品を購入してしばらくした後にメールが来ると、顧客は再び商品を思い出して購入する可能性があります。メールマーケティングをうまく使いこなせば、リピーターを獲得できるのです。

メールマーケティングのデメリット

メールマーケティングのデメリットは嫌われてしまう可能性があることです。 配信数が多かったり、受け取るタイミングが良くないと、ユーザーはメールを受け取りたくなくなります。配信の量、タイミング、内容などユーザーに寄り添ったものにしましょう。

Shopifyメールの5つの特徴

ここからはShopifyメールの特徴をご紹介します。

Shopifyメールの特徴1|毎月2,500通まで無料で使える

Shopifyメールは、毎月2,500通を上限に無料でメールを送信できます。それ以上のメールは、従量課金制になります。1週間に最大5回まで配信可能です。他のメールマーケティングツールと比較しても、リーズナブルで良心的な料金設定といえます。

Shopifyメールの特徴2|配信済みメールの分析も可能

Shopifyメールでは、配信したメールを分析に活用することも可能です。

引用元:Shopify メール

ダッシュボードから開封率やコンバージョン率などがわかります。また一通ごとに顧客の行動が細かく把握できます。この機能を活用すれば、メルマガ配信に関してPDCAを回しやすくなるでしょう。またセグメントごとの反応や効果を検証することも可能です。

Shopifyメールの特徴3|Shopifyの管理画面内で完結する

Shopifyの管理画面内で完結できるのも、大きなメリットのひとつです。外部のメルマガサービスを利用すると、メルマガ画面とShopifyとは別の画面になってしまいます。しかも海外のサービスであれば、管理画面が英語表記になっていることも少なくありません。

しかしShopifyメールなら、選択した言語で管理画面に表示されるうえに、普段Shopifyを使用している流れでメール作成・配信できます。

Shopifyメールの特徴4|Shopifyの顧客データと連動

Shopifyメールは、Shopifyで管理する顧客データを活用してメールを送信できます。そのため一度購入したことがある方向けに、メールを配信することも容易です。セグメントを「Returning」にチェックをするだけです。

引用元:Shopify管理画面

セグメントは「未購入者」「最終注文日」「購入金額」など、さまざまな種類で作成できます。適切な顧客に適切なタイミングで情報を届けることで、リピート購入や売上アップにつながります。

Shopifyメールの特徴5|すぐに使えるテンプレートやデザインを選べる

Shopifyメールでは、メールのテンプレートやデザインが複数用意されています。一部のテンプレートはストアのロゴや商品説明、URLなどを自動で反映してくれるため、業務効率がアップします。

引用元:Shopify管理画面

また文字やボタンなどは自由にカスタマイズでき、独自性を発揮することも可能です。配信済みのメール情報を追跡して、効果的なメール作成を目指してみてください。

Shopifyメールの使い方をわかりやすく解説

ここからはShopifyメールの具体的な使い方についてご紹介します。

Shopifyメールの使い方1|Shopifyメールをインストールする

引用元:apps.shopify.com

まずはShopifyアプリストアから、Shopifyメールをインストールします。「アプリを追加する」の青いボタンをクリックすれば完了です。その際、Shopifyアカウントにログインしている状態で行いましょう。

Shopifyメールの使い方2|差出人メールアドレスを変更する

アプリをダウンロードしたら、購読者にメールを送るときの差出人メールアドレスを変更します。これは顧客側のメールサーバーで、迷惑メールと判断されないために行います。ストアのドメインのメールアドレスを使用すれば、配信率の問題を回避し、ブランド認知度を向上させることも可能です。

変更の手続きは、以下のとおりです。

  1. 管理画面から[設定]に移動する
  2. [一般設定]をクリックする 引用:Shopify管理画面
  3. ストアの詳細セクションで、メールアドレスを変更する

     引用:Shopify管理画面

  4. [保存]をクリックする
  5. (ドメインが認証されていない場合)[送信元のメールアドレス]ページで[認証]をクリックする

ドメインが認証されていないと、送信元のメールアドレスに「via shopifyemail.com」が続く形で表示されてしまいます。認証には最大48時間かかる場合もありますので、時間に余裕を持って設定を行いましょう。

Shopifyメールの使い方3|新しいキャンペーンを作成する

次にメールを作成するために、新しいキャンペーンを作成します。以下の手順に沿って行います。

  1. Shopifyでマーケティングに移動する
  2. [キャンペーンを作成する]をクリックする

    引用:Shopify管理画面

  3. [Shopifyメール]をクリックする

    引用:Shopify管理画面

  4. メールテンプレートを選択する

    引用:Shopify管理画面

  5. [受取人]フィールドをクリックする
  6. お客様グループのリストから選択する

    引用:Shopify管理画面

  7. メールの件名を入力する
  8. (オプション)プレビューテキストを入力して、件名の後に表示されるテキストをカスタマイズする
  9. メールアクティビティの詳細を設定したら、メール本文を編集する

    引用:Shopify管理画面

テンプレートを選択すると、レイアウトの設定や宛先リストの設定が可能となります。またテンプレートは「空白」を選択することも可能です。

引用元:Shopify メール

Shopifyメールの使い方4|メールやデザイン、本文を決める

すべてのメールテンプレートは、簡単にカスタマイズできます。カスタマイズ可能な部分は、以下のとおりです。なお一部のテンプレートは、ロゴや商品、色などが自動で読み込まれます。

・ヘッダー:画像やストア名、ロゴの入力
・テキスト:テキストとリンクの入力
・画像:Shopifyストアから画像を選択、新しい画像をアップロードなど
・商品:Shopifyストアの商品にリンク
・フッター:ショップの住所、電話番号、SNSのリンクなどのコンテンツの追加

メール本文のエリアにカーソルを合わせると「+」アイコンが表示されるので、それをクリックします。

引用元:Shopify管理画面

これによりテキストや画像、商品のセクションなど自由に追加できます。

フォントや色、サイズ、表示位置などは右側のエリアでカスタマイズ可能です。

引用元:Shopify管理画面

Shopifyメールではテキストや画像のみならず、商品やギフトカードなど、Shopifyの機能を活かしたパーツがもともと用意されています。メール内容をカスタマイズできたら、右上のボタン「確認する」をクリックして、しっかり保存しましょう。

引用元:Shopify メール

Shopifyメールの使い方5|配信設定を行う

最後に配信設定を行います。

すぐに送信したい場合は「送信」ボタンを、日時を指定したい場合は「予定」から配信日時を設定します。誤って「送信」ボタンを押してしまっても、確認画面が出てくるので安心してください。

Shopifyメールを効果的に用いる方法

続いてShopifyメールを効果的に活用するための方法・コツをご紹介します。

Shopifyメールを効果的に用いる方法1|お客様グループを作成する

お客様グループを作成すると、特定の購読者をターゲットにできます。この機能によってShopifyメールでマーケティングメールが実現できます。グループを作成した際に使った検索条件や絞り込み条件に応じて、お客様グループは自動で更新されます。

作成手順は、以下のとおりです。

  1. Shopifyの管理画面上で「顧客管理」をクリックする
  2. 右側の「詳細な絞り込み」ボタンをクリックする

    引用:Shopify管理画面

  3. 希望する1つまたは複数の絞り込みを適用する

    引用:Shopify管理画面

  4. 「絞り込みを保存する」をクリックする

    引用:Shopify管理画面

  5. 保存するダイアログで、絞り込みまたは検索結果名を入力する

    引用:Shopify管理画面

  6. [絞り込みを保存する]をクリックして検索を保存する


Shopifyメールを効果的に用いる方法2|月に1回はメールを送信する

Shopifyメールでは、エンゲージメントを保つために、最低月1回のメール送信が推奨されています。

ただし頻繁に連絡を送りすぎてしまうと、嫌がられたり興味を削いだりしてしまう可能性があるため注意が必要です。

Shopifyメールを効果的に用いる方法3|コンテンツの細部まで気を配る

メールマーケティングを成功させるには、ターゲットになる購読者について良く知ることが重要です。読者の興味を惹くための時間は数秒しかないため、目玉となる情報は最初に表示させることが欠かせません。

またメールの長さは200ワード以下または20行前後が推奨されています。メールが長すぎてしまうと、内容の一部しか表示されなくなってしまう可能性があるからです。大文字や感嘆符を使用した内容もなるべく避け、幅広い読者に理解してもらえるないように努めましょう。

Shopifyメールを効果的に用いる方法4|購読者の気を引く件名にする

購読者が一番最初に目にするのは、件名プレビューテキストです。

この時点で、購読者はメールを開くか否かを判断します。そのため件名とプレビューテキストの書き方は、メールを開くか否かに大きく左右します。

件名を入力する際に、以下の点に留意しましょう。

・購読者にメールを開かせる件名にする
・メール内容と関係するように、最後に件名とプレビューテキストを作成する
・プレビューテキストを含める
・3~6ワード、または50文字以下の件名にする

DMMチャットブーストでは👉Shopifyでメルマガを配信する方法に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。


Shopifyメール以外のメルマガアプリ・サービス

最後にShopifyメール以外のメルマガアプリ・サービスをご紹介します。

細かいセグメントが可能なKlaviyo:Email, SMS & Forms

引用元:Klaviyo:Email, SMS & Forms

Klaviyo(クラビヨ)は、Shopifyでメールマーケティングを簡略化・自動化できるアプリです。海外のアプリですが、Shopifyと簡単に連携できます。アプリのダウンロードは無料で、250件の連絡先と500件のメール送信が無料です。それ以上のメール配信は、配信量によって異なります。

大きな特徴は、属性や行動履歴から細かいセグメントができ、開封率やクリック率、コンバージョン率などを分析できる点です。配信したメールに対してA/Bテストが行えるため、効率的にPDCAを回せます。デザインテンプレートも充実しています。

ワークフローを自動化できるOmnisend Email Marketing

引用元:Omnisend Email Marketing

Omnisend(オムニセンド)は、効率的なメールマーケティングを行いたい方におすすめのツールです。毎月15,000件まで無料で配信できます。そのほかは利用する機能によって料金が変動し、月額16ドル、99ドル、エンタープライズのプランがあります。

顧客の購買履歴や行動履歴をもとにセグメントを行い、適切なタイミングで適切な内容を送信できます。また最初に配信のワークフローを構築すると、次回から自動化される特徴があります。

DMMチャットブーストの利用もおすすめ

メールの開封率やコンバージョン率が良くないことでお悩みの方は、顧客対応自動化サービスの「DMMチャットブースト」の利用がおすすめです。

メールより開封されやすいLINEとShopifyを連携させることで、顧客対応を加速化させます。LINEに組み込まれたAIによって、24時間の顧客対応や販売促進を実現できます。自動会話Botによる「自動接客」、LINE上で商品の検索から購入まで可能な「商品販売」などの機能が搭載されています。

初回14日間は無料トライアルが利用できますので、気になる方は気軽にチェックしてみてください。

まとめ:Shopifyメールをうまく活用してマーケティングを充実させよう

Shopifyには最初からメルマガ機能が搭載されているわけではありませんが、アプリをダウンロードすることで利用できます。Shopifyメールは顧客に直接リーチできるだけでなく、顧客との関係性の構築・維持を可能にします。毎月2,500件まで無料ですので、メールマーケティングにご活用ください。

もしメルマガが開かれないなどの課題を抱えていましたら、LINE公式アカウント自動化ツール「DMMチャットブーストforEC」の利用もご検討ください。DMMチャットブーストforECは、ShopifyとLINE公式アカウントを連携させることで、容易にマーケティングや顧客対応を自動化できます。

DMMチャットブーストではShopifyアプリに関する記事もございますので、ぜひご覧ください。

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