Shopify運用にかかる手数料は?競合サービスと比較し解説

Shopify運用にかかる手数料は?競合サービスと比較し解説

Shopify運用にかかる費用・手数料をご存知ですか?

2020年7月、経済産業省が発表した、「電子商取引に関する市場調査(2019年)」によると、BtoC-ECの市場規模は、19兆3,609億円。BtoB-ECの市場規模は352兆9,620億円で、どちらも前年(2018年)から増加の傾向を示しています。

BtoB、BtoCに関わらず企業がECサイトを運用するには、いくつかの方法がありますが、そのなかでも現在、注目を集めているのが、Shopifyです。

今回はShopifyを活用してECサイト運用を行う際にかかる手数料を競合サービスとの比較を含めて紹介します。

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DMMチャットブーストではshopifyの構築に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。

Shopify運用でかかる費用・手数料はコースによって異なる

日本でも多くの企業はもちろん、個人での利用も増加しているShopify。では、実際に運用するとなるとどのような費用がかかるのでしょう。

Shopify運用にかかる初期費用や月額費用

Shopifyには、「ベーシック」「スタンダード」「プレミアム」と3種類のコースが用意されていて、どれも初期費用は無料で開始できます。主なサービス内容はそれぞれ次のとおりです。

Shopifyの基本コースである、ベーシック、スタンダード、プレミアムでECサイトを運用するのにかかる月額費用は、次のとおりです。

ベーシック スタンダード プレミアム
29ドル(日本円で約3,189円) 79ドル(日本円で約8,688円) 299ドル(日本円で約32,881円)

※2021年9月14日現在の価格(1ドル109.97円)で算出

それぞれのプランにどんな違いがあるのかを表にまとめました。

サービス(機能)内容 ベーシック スタンダード プレミアム
ネットショップ (ECサイトとブログ含む)
商品登録数 無制限 無制限 無制限
スタッフアカウント数 (管理画面とShopify POSへのアクセス権があるスタッフメンバー数) 2 5 15
日本語のメールサポートとSNSサポート
販売チャネル追加機能 (オンラインマーケットプレイスとソーシャルメディアで販売するチャネルの公開状況は国によって異なります)
在庫のロケーション (実店舗、倉庫、ポップアップなど商品のあらゆる在庫場所に在庫の割り振りができる数) 最大4 最大5 最大8
手動で注文作成
クーポンコード
無料SSL証明書
カゴ落ち対策メール
ギフトカード
レポート 標準 詳細
外部サービスの計算済み配送料 (チェックアウト時に自分のアカウントまたは外部アプリで計算された料金の表示)
133の通貨で販売 (価格の端数処理を行い、変換後の価格に一貫性を確保)
複数の言語で販売 最大5 最大5 最大5
海外ドメイン (国別にドメインの設定を行う機能)
国際価格 (割合の増減で異なる国や地域の商品価格をカスタマイズできる機能)
国際価格 (バリエーション価格ごと) ※国や地域ごとの個別の商品価格を設定。

Shopifyでは上述した3つのサービスが基本となりますが、これ以外にカート機能だけを追加したり、FacebookやPOS機能で販売したりできる「Shopify ライト(月額9ドル=日本円で約990円)」、また大企業や取引量の多いストアに対し、企業向けソリューションを提供する「Shopify plus (月額2,000ドル~=日本円で219,940円~)」があります。

Shopify運用にかかる手数料

次にShopify運用にかかる手数料について説明します。ここで説明する手数料とは、入金(取引)や決済にかかるものです。これもベーシック、スタンダード、プレミアムによってパーセンテージは異なります。

ベーシック スタンダード プレミアム
Shopifyペイメント利用時 0% 0% 0%
Shopifyペイメント未使用時 2.0% 1.0% 0.5%

Shopifyが提供する決済サービス「Shopifyペイメント」

Shopifyペイメントとは、Shopifyが提供する決済サービスです。「Visa」「Mastercard」「JCB」「American Express」のクレジットカードのほか、Amazon Pay、Google Pay、PayPal、Shop Payなどにも対応しています。

Shopify契約後、管理画面で有効化するだけで審査の必要もなく利用可能で、クレジットカードでの決済手数料のみで決済できるようになるため、経費削減が可能です。

ベーシック スタンダード プレミアム
日本のオンラインクレジットカード手数料 3.4% + 0円 3.3% + 0円 3.25%+ 0円
海外/AMEXのオンラインクレジットカード手数料 3.9% + 0円 3.85% + 0円 3.8% + 0円
JCBのオンラインクレジット手数料 4.15% + 0円 4.1% + 0円 4.05% + 0円

 

Shopifyと競合サービスの手数料比較

ここまで、ShopifyでECサイト運用を行う際にかかる月額費用や販売・決済手数料について見てきました。では、これらの費用は競合サービスと比べるとどうでしょうか。

ここでは、主に競合となるサービスの手数料について見ていきます。

月額 決済手数料 その他
STORES

・フリープラン
(月額無料)
・ スタンダードプラン
(月額1,980円)
・フリープラン(5%)
・スタンダードプラン(3.6%)
Yahoo!ショッピング

・無料 ・クレジット決済(3.24%)
・キャリア決済(4.48%)
・モバイルSuica決済(3.6%)
・銀行振込
(ペイジー150円/1件)
・コンビニ決済
(150~300円/1件)
・PayPay残高払い(3.0%)
・売上ロイヤルティ
(無料)
・ストアポイント原資
(1%~)
・キャンペーン原資負担(1.5%~)
・アフェリエイトパートナー報酬原資
(1%~)
・アフェリエイト手数料
(アフェリエイトパートナー報酬原資の30%)

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・無料プラン
(月額・初期費用無料)
・プロプラン1
(月額750円、初期費用2,500円)
・プロプラン2
(月額2,500円、初期費用10,000円)
・コンビニ払い
(2%+250円/1件)
・クレジットカード
(5%+50円/1件)
・電子マネー(6.5%~)
イージーマイショップ

・無料版
(月額・初期費用0円)
・スタンダード
(月額2,970円、初期費用3,300円)
・プロフェッショナル
(月額5,940円、初期費用3,300円)
・カートプラン
(月額1,980円、初期費用3,300円)
・無料のイージーペイメント利用時
(クレジット/コンビニ決済 3.57%+40円/1件)

・無料版使用の場合は、5%+40円/1件
BASE

・無料 ・決済手数料はすべて
3.6%+40円/1件
別途サービス利用料3%
shopserve


・パブリック
(月額11,400円)
・ベーシック
(月額16,500円)
・プライム
(月額22,000円)
・プレミアム
(46,800円)

※すべて常時SSLサイト証明書付の場合(パブリック以外は企業証明書付のものもあり)
・クレジット決済
(3.675%~4.725/1件)
・後払い決済
(コンビニ・郵便局・銀行)
 プランにより2.8%~4.8%/1件+169円

・NP後払い
(プランにより2.9%~5.0%/1件+190円)

・コンビニ(番号端末式)/銀行/ネットバンキング決済
(1回の売上金額が8,999円以下の場合-300円/1件

売上金額が9,000円以上の場合-3.85%/1件
※別途印紙代200円かかる場合あり

・コンビニ(払込票)
(300円/1件)
・楽天Pay決済
(4.4%/1件)
・電子決済(4.18%/1件)
・PayPay決済
(4.18%/1件)
注文処理手数料は
34円/1件

※金額はすべて2021年9月現在

自社ECショップの規模を考え最適な選択を

Shopifyを中心に現在、多くの企業や個人が利用しているECサイト運用サービスの主に手数料について見てきました。それぞれに特徴があり、自社の状況に応じて必ずしもどれがおすすめとはいえませんが、Shopifyの手数料は比較的安価のため、販売数が多くなってくるとお得になっていくと考えられます。

また、ECサイト運用をコスト面で見た際、ポイントとなるのは接客にかかる手間です。これもまた販売数が増え顧客数が増えてくると対応や管理に多くの手間とコストがかかってしまうでしょう。

そこでおすすめなのが、DMMチャットブーストforECの活用です。

顧客管理・マーケティング機能・業種特化機能・各種サービス連携など、ShopifyとLINEを連携し、チャットを活用したビジネスをさまざまな面から支援し、効率化を実現します。ECサイト運用において顧客対応の効率化を検討している際はぜひ、ご相談ください。

DMMチャットブーストではshopifyで導入できるAmazon Payに関する記事もございますので、ぜひご覧ください。

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