LINE公式アカウントのリッチメッセージの使い方

LINE公式アカウントで使うリッチメッセージの特徴・制作手順・配信方法を解説

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LINE公式アカウントの「リッチメッセージ機能」をもっと上手に活用したい!というLINEの運用担当者の方は多いのではないでしょうか?

しかし、自社で導入しようと思っても、制作手順や配信方法がわからない、活用したけど反響を上げるための運用ポイントが掴めないという企業も多いはずです。

この記事では、リッチメッセージの特徴や制作手順配信方法反響を高めるためのポイントをお伝えします。リッチメッセージを導入する前に、効果的に訴求するためのコツを押さえてください。

DMMチャットブーストでは👉LINE公式アカウントに関する記事もございますので、ぜひご覧ください。

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リッチメッセージとはどんな機能?

リッチメッセージとはLINE公式アカウントの機能のひとつで、画像など、テキスト以外の目を惹く形でまとめてメッセージを配信できる機能です。LINE公式アカウントの全料金プラン・アカウントタイプで使用できます。

画像にリンクを貼り付けてメッセージ配信することも可能で、画像をタップしてもらえばLINEクーポンや予約ページに直接アクセスさせることもできます。

テキストのみのメッセージよりも視覚的に伝わりやすいため、ユーザーへの訴求力向上を目指してLINE公式アカウントでリッチメッセージを導入している企業はたくさんあります。

「リッチメニュー」との違い

リッチメッセージと似た名前で「リッチメニュー」という物があります。

リッチメニューはスマホ下に固定で出しておけるメニューバーのようなものです。 リッチメッセージはメッセージの一種なのでリッチメニュー配信後、次のメッセージを配信すれば過去のトークとして流れていきますが、リッチメニューは常に下に出ています。

期間限定でプッシュしたいクーポンなど、短い期間の間だけユーザーに届けたい情報をリッチメッセージで送るようにしましょう。

「リッチビデオメッセージ」との違い

リッチメッセージで送れるのは静止画ですが、「リッチビデオメッセージ」は自動再生される動画が配信できるメッセージ形式です。 縦型動画の場合はトーク画面を専有するリッチな表現ができます。また、動画視聴完了後にアクションボタンを表示させ、設定した外部サイトに誘導することもできます。

対応する動画サイズ:縦型、横型、正方形など

メッセージ配信の「写真」との違い

メッセージ配信の中には「写真」という画像を配信できる仕組みがあります。 「リッチメッセージ」で配信した場合と「画像」を配信した場合は、友だちが受け取った時のスマホ画面での表示のされ方が異なります。

リッチメッセージで配信した方がスマホの横幅いっぱいに大きく表示することができます。

画像:リッチメッセージで写真を送った際の表示のされ方

また、写真をタップしてURLに遷移させたい場合はリッチメッセージにすべきです。 リッチメッセージはタップをすると、「設定したURLに遷移」もしくは「クーポン表示」が可能です。 メッセージとして送る「写真」は、タップをしても何も起こりません。

画像:通常メッセージ内で画像を送る際の画面

しかし、画像右横に転送用アイコンが表示されており、ここからLINEの他の友達に画像を転送させたり、ストーリーやタイムラインに写真を掲載させることができます。

画像:通常メッセージ内で画像を送った際の表示のされ方

ユーザーにどのような動きをしてほしいかによって、画像を送るにしても「リッチメッセージ」が「メッセージ内の写真」かを使い分けましょう。

カードタイプメッセージとの違い

カードタイプメッセージは、「画像・テキスト・アクション」を組み合わせたコンテンツを作成でき、さらにそれを複数並べて送信する事が出来ます。

「画像+テキスト+アクション」を組み合わせるという点では、リッチメッセージと似ています。

しかし大きな違いは、カードタイプメッセージは複数画像を1つの吹き出しで送信出来るところが異なります。複数の画像つき選択肢からユーザーに選ばせることが可能です。

画像:カードタイプメッセージの表示のされ方

さらにカードタイプメッセージは、用意されているテンプレートに合わせて画像、テキスト、アクションを設定することができます。

リッチメッセージを導入するメリットとは

ここでは導入を検討している方にリッチメッセージを導入するメリットを2つ紹介します。どのようなメリットがあるのか理解すれば、費用対効果なども算出しやすくなるので導入へのきっかけにできるでしょう。

リッチメッセージのメリット1|視覚的にユーザーに商品の魅力を伝えられる

前述のとおり、リッチメッセージはテキストだけでなく画像や動画を用いて1つのメッセージにまとめて配信できる機能です。テキストのみでは長文となって見にくくなったり、無視されやすかったりする内容でも画像や動画でまとめることで、少ない文字数でわかりやすく情報を伝えられます。

視覚的にユーザーへ商品の魅力を伝えられるため目に留まりやすく、一目見ただけで情報を理解させられるので訴求力の向上も期待できるでしょう。

リッチメッセージのメリット2|自社サイトへの誘導率が改善される

リッチメッセージを導入すれば自社サイトへの誘導率が改善されて、訪問者数のアップも期待できます。一般的なメッセージ配信の場合、画像は添付することしかできないのでタップしても拡大表示されるだけです。

しかし、リッチメッセージには前述のとおり、画像にリンクを貼り付けてメッセージ配信ができるのでユーザーが画像をタップすれば直接設定したページへ誘導できます。商品やサービス、キャンペーンページや予約ページ、LINEクーポンページなどへ案内したい場合に活用すれば、誘導率を改善して訪問者数を向上させられるでしょう。

リッチメッセージの制作手順

制作手順を理解しておけば、ユーザーへ向けて効果的な情報発信が可能です。ここでは、リッチメッセージをどのように制作していくのか、その手順について解説していきます。

リッチメッセージの制作・導入手順1|リッチメッセージの作成

ここではリッチメッセージの作成方法について紹介します。左メニューにある「リッチメッセージ」→ページ右上にある「作成」ボタンをクリックしてください。

「作成」ボタンをクリックすると下記画面が表示されます。

上記画面が表示されたら、下記操作をそれぞれ行いましょう。

  • タイトル入力
    入力可能文字数は100文字です。
  • メッセージ設定
    「テンプレートを選択」をクリックすると、9種類のテンプレートが用意されていますので、任意のテンプレートを選んでください。

リッチメッセージの制作・導入手順2|画像を準備する

「テンプレートを選択」をクリックすると上記画面が表示されます。前述のとおり、9種類のテンプレートを選ぶことができますが、テンプレートごとに画像サイズの調整をしなければなりません。

カスタム:幅1040px×高さ520~2080px
1枠:幅1040px×高さ1040px/1枚
2枠:幅520px×高さ1040px/2枚(縦長)
2枠:幅1040px×高さ520px/2枚(横長)
3枠:幅1040px×高さ346px/3枚
4枠:幅520px×高さ520px/4枚
3枠:
幅1040px×高さ520px/1枚
幅520px×高さ520px/2枚

3枠:
幅1040px×520px/1枚
幅1040px×高さ260px/2枚

6枠:幅346px×高さ520px/6枚

画像を準備する場合、ファイル形式は「JPG」「PNG」「JPEG」でファイルサイズは「10MB以下」です。

リッチメッセージの制作・導入手順3|アクションを選択する

クリックした際のアクションを2種類選択できます。

  • リンク
  • クーポン

リンクはWebページ、クーポンではLINE公式アカウント内のクーポンページへそれぞれ誘導可能です。

リンクの場合は誘導ページのURL入力、クーポンの場合はLINE公式アカウントで作成したクーポンを選択で設定が行えます。

リッチメッセージの配信手順

作成方法を理解したところで、ここではリッチメッセージの配信方法を紹介します。具体的な流れを覚えてスムーズな配信を行えるようにしましょう。

リッチメッセージの配信手順1|好みのメッセージを選択

左メニューにある4つのメッセージから任意のものを選択してください。

  • メッセージ配信
  • ステップ配信
  • 応答メッセージ
  • AI応答メッセージ

「メッセージ配信」は一斉配信、「ステップ配信」「応答メッセージ」「AI応答メッセージ」は自動返信が可能です。今回は基本的な配信方法である「メッセージ配信」の手順を紹介します。

リッチメッセージの配信手順2|画面右上の『作成』を入力

左メニューの「メッセージリスト」→画面右上にある「作成」ボタンをクリックしてください。

リッチメッセージの配信手順3|配信先と配信日時を決める

次に配信先と配信日時を決めましょう。配信先は「すべての友達」「絞り込み」の2種類が選択できます。

「すべての友達」は一斉配信、「絞り込み」は友達を限定して配信したい場合に有効です。配信日時は「今すぐ配信」「任意の配信日時」の2種類を選択できます。

時間帯にこだわりがある場合は、「任意の配信日時」で配信したい日時を設定するとよいでしょう。

リッチメッセージの配信手順4|リッチメッセージを選ぶ

上部アイコンの左から5番目にある「吹き出しプラスアイコン」で作成したリッチメッセージを選択できます。選択後はプレビュー表示でどのように表示されて配信されるか確認するとよいでしょう。

画像をクリックすれば実際にリンク先へアクセスできるので、正しくリンク設定されているか確認することをおすすめします。

リッチメッセージの配信手順5|『配信』を選択

設定が完了したら、ページ下部にある「配信」をクリックしてください。これでリッチメッセージの配信が行えます。

リッチメニューのカスタムとは?

リッチメニューのテンプレートに「カスタム」というものがあります。 通常のテンプレートは正方形ですがこのカスタムテンプレートを使う横長や縦長のリッチメニューを作成できます。 横幅は1040pxのみしか設定できませんが、高さは520px〜2080pxまで自由に設定可能となります。

分割レイアウトではないので、アクションの追加は1つだけです。

縦長のポスターや横長のチラシ、または暑中見舞いや年賀状など、そのまま画像として配信することができます。

リッチメッセージの反響を高めるためのポイント

ここではリッチメッセージの効果を最大限活かして、反響を高めるためのポイントを解説します。視覚的に商品の魅力を伝えられる、誘導率の改善が期待できるリッチメッセージですが、ただ配信していては効果を高められません。

反響を高めるポイントを押さえておけば、効率よく運用できるでしょう。

リッチメッセージ導入のポイント1|開封率を上げるための方法

開封率を上げたい場合はタイトルを見直すと良いです。例えば「キャンペーン実施中」「新商品発売」などのタイトルをつけるとしましょう。

一見シンプルでわかりやすいですが、トーク一覧画面や新着メッセージのプッシュ通知にタイトルが全表示されますので、開封しなくてもメッセージ内容を把握できてしまいます。内容に緊急性も感じられないので、開封されずにスルーするユーザーも多くなるでしょう。

以上の点から、開封率を上げたい場合にはタイトルが重要になってきます。タイトルは100文字まで入力できますが、トーク一覧で表示されるのは42文字程度とされています(スマホの機種の横幅などによって文字数が上下します)。

そのため、タイトルの文字数は最低でも42文字以上を目指すことが望ましいです。42文字以降は「…」と表示されますのでユーザーに興味を抱かすことができ、自然に開封を促せます。

また、「この秋限定の絶品スイーツ5選!」などのように、42文字以内であってもタイトルを工夫すれば開封率を高められます。

リッチメッセージ導入のポイント2|クリック率を高めるための方法

クリック率を高めたい場合には、ファーストビューを意識しなければなりません。ファーストビューとはページを開いたときにスクロールせずに見える最初の範囲です。

リッチメッセージにおいてファーストビューの役目を果たすのは画像なので、クリック率を高めたい場合は画像デザインを意識するようにしましょう。宣伝したい商品や誘導したいページがわからない画像の場合、ユーザーは内容を正しく理解できず離脱してしまいます。

離脱を防ぐためには伝えたい情報を簡潔にまとめて、自然に画像をタップしたくなる工夫が必要です。

テキストは控えめに

リッチメッセージの画像を作成する際はユーザーに1番伝えたい情報に絞り、テキストは控えめにする方が良いでしょう。テキスト量が多いとユーザーは内容を理解するのに時間がかかってしまい、わかりにくいメッセージとなります。

様々な情報を発信したい気持ちはわかりますが、タイトルは10~12文字程度に調整したうえでテキストは控えめにした方が結果としてクリック率を向上させられるでしょう。

配色を意識する

クリック率を高める画像を作成する場合は、配色も意識しなければなりません。例えば、夏のキャンペーンの場合は水色や青色などの涼しい色、高級感を出したい場合は黒やゴールドなどの重厚感のある色合いがおすすめです。

また、色は3色に絞るようにしましょう。色を使いすぎてしまうとまとまっていない印象を与えてしまい、重要な情報が目立たないので情報が伝えづらくなるためです。

背景色と文字色の相性も確認しながら、クリック率の高い画像を作成してください。

ユーザーにアクションを促す

ユーザーにアクションを促す工夫をこらせば、自然にタップする確率が上がるためクリック率を高めやすいです。ユーザーにアクションを促したい場合は「詳細を見る」「対象商品を今すぐチェックする」などのデザインを画像に取り入れるとよいでしょう。

上記デザインを際立たせてユーザーにアクションを促すためには前述の通り、画像全体のバランスや配色を考えることが大切です。

リッチメッセージ導入のポイント3|効果的な配信時間や回数とは

リッチメッセージの効果を高めたい場合は配信内容だけでなく、配信時間や回数にも気を配らなければなりません。ユーザーが仕事をしている時間にメッセージを配信しても内容を確認できないのでスルーされる可能性が高いです。

また、1日に何通もメッセージを送るなど配信頻度が多い場合、ユーザーは煩わしさを覚えてしまいブロックを行うという事態となりかねません。リッチメッセージの効果を高めるためには適切な配信時間や回数を心掛ける必要があります。

効果的な配信時間

効果的な配信時間は商品やサービスのジャンルによって大きく異なる点に気をつけましょう。例えば、飲食関連のリッチメッセージを配信する場合は10~12時頃と16~18時頃が最適だといわれています。

昼食や夕食を何にするか検討しているユーザーを意識しているためです。このように商品やサービスの特徴やターゲット層の生活リズムを考慮したうえで配信時間を決めなければなりません。

効果的な配信回数

効果的な配信回数ですが、リッチメッセージの運用をはじめてすぐの場合は週1回程度が良いでしょう。ユーザーのトーク画面に直接届けられるのが、リッチメッセージの強みですが前述のとおり、配信回数が多いと煩わしさを与えてしまいブロックされる可能性が高くなります。

ユーザーを増やしながら効果的な情報発信を行うためには、まずは週1回程度から運用し、経過を見ながら配信回数を調整するとよいでしょう。

リッチメッセージ機能を使ってわかりやすく情報を届けよう!

リッチメッセージは、LINEに画像や動画を配信することができます。ユーザーは、テキストを読む負担が少なくなる一方、より濃密なメッセージを受け取ることができます。
LINE公式アカウントの運用を成功に導くためには、開封率を高めてメッセージ配信からの誘導率、成約率を高めなければなりません。開封率を高める場合はタイトルや効果的な配信時間・回数、誘導率を高める場合はファーストビューとなる画像デザインを意識してリッチメッセージの反響を得る必要があるでしょう。

DMMチャットブーストは、顧客対応コストを抑えて売上アップに貢献しています。顧客対応はもちろん、マーケティングの自動化も可能なため、リッチメッセージも効果的に配信可能です。

カスタマーサポートの効率化ができれば、売上UPが期待できるマーケティング施策に十分な時間を割くことができるでしょう。

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