「LINE公式アカウントの導入事例が知りたい」という方も多いのではないでしょうか。
昨今、SNSを使ったプロモーションは、より直接的な顧客へのアプローチ方法として注目されています。中でも、利用者の多い「LINE」を使った顧客へのアプローチ方法として、LINE公式アカウントを導入する企業が増えています。
実際に、さまざまな業界で業務効率化や顧客満足度の向上に繋がったという事例もあります。
この記事では、LINE公式アカウントの機能やメリット、LINE公式アカウントを活用している事例を、業種別に紹介していきます。
DMMチャットブーストではLINE公式アカウントに関する記事もございますので、ぜひご覧ください。
【業界別】 LINE公式アカウントの活用事例
LINE公式アカウントの活用事例（EC業界）
店舗だけではなく、遠方からでも非対面で利用できるということで、ECサイトをオープンする企業が増えています。
ECサイトでの販売促進としては、SNSを使った情報発信が主流ですが、中でもLINE公式アカウントでの販売促進効果が高くなっているという具体的な事例を紹介します。
DMをLINEに置き換えて注文率アップ
これまでは、情報発信にDMはがきやメールマガジンを利用することの多かったEC業界では、LINE公式アカウントの利用を始める企業が増えています。
実際にDMやメールマガジンをLINEに置き換えることで、クリック数やアクセス数が伸びたという企業も多くあります。
さまざまなSNSを使ってECサイトへの誘導を行っていた企業では、ピーク時のアクセスの8割がLINE経由だったという事例もあり、LINE公式アカウントの送客力は充分に高いと言えます。
ユーザー属性に合わせた販促
LINE公式アカウントでは、APIツールを活用してECサイトの会員IDとLINEを連携することができます。
これによって、カートに入れた商品や購入履歴などから、対象とするユーザー属性を絞ってセグメント配信が可能になります。
半年以内に購入履歴のある人へのアフターフォローメッセージや、リピーター専用のクーポンの発行など、そのユーザーに合わせた情報発信ができることで、注文数を増やしている事例もあり、取り入れる企業が増えています。
LINE公式アカウントの活用事例（飲食業界）
飲食業界では、テイクアウトやデリバリーを始める企業が増えているため、店頭広告よりもLINE公式アカウントを使った情報発信が注目されています。どの様に活用されているか、事例をもとに紹介します。
クーポンやショップカードでリピーター増加
飲食業界では、LINE公式アカウントのクーポンやショップカードの機能を使ってリピーター育成に挑戦する企業が増えています。
例えば、ショップカードを導入し、「ポイント数に応じたインセンティブを個人だけではなくグループでも使えるものに設定」や、「混雑時や雨天の際には2ポイント付与する」などのサービスを始めた企業もあります。結果、友だち追加してくれたユーザーの半数以上がショップカードを利用してくれているという事例もあり、リピーター育成や来店人数の増加にも役立っています。
デリバリーのPRに活用
店舗売上とは別にデリバリーでの売り上げを見込む企業では、店舗のアカウントとは別にデリバリー専用のアカウントを作成した事例もあります。
従業員数が少ない店舗でも効率的に注文を受けられることに加え、LINEから注文できる気軽さがデリバリーの売り上げアップに繋がります。
注文の際にLINEチャットの機能を使えば、トーク上にやりとりの履歴が残るので、注文ミスや住所の間違いが起こりにくくなります。
次週のメニューを投票で決めてもらうイベントなどを開催し、リピーターの育成に役立てている企業もあり、飲食業界のデリバリー分野でもLINE公式アカウントの利用が増えています。
LINE公式アカウントの活用事例（美容業界）
定期的に使うユーザーの多い美容業界でも、予約や問い合わせに便利なLINE公式アカウントを利用する企業が増えています。少人数でも顧客対応がしやすくなったという事例も含めて、紹介していきます。
LINEチャットで少人数でも顧客対応が可能
美容業界は少人数で運用している企業が多く、電話の取り逃しなどでコミュニケーションの機会を逃しているケースがあります。
そのような機会損失を防ぐために、LINE公式アカウント上での問い合わせや予約受付を利用する企業が増えています。
時間を問わずユーザーの問い合わせに答えることができ、しっかりとコミュニケーションが取れるようになったことで、リピーターの育成に繋がったという事例から、美容業界でもLINE公式アカウントを活用した顧客対応が注目されています。
LINEで予約対応
LINE公式アカウント上で予約を受け付けるようにした企業では、電話やサイトからの予約よりも気軽に予約ができることで、ユーザーの利便性が向上したという事例もあります。
チャット機能を使って臨機応変に予約対応が行えるほか、
タイムラインに
・予約状況の情報配信
・毎月のクーポン配信
・リッチメニューへの予約専用フォームの導入
など、ユーザーがより予約しやすい環境を作る企業も増えています。
教育や習い事の業界では、利用者とのコミュニケーションが大事になるため、機会を増やすためにもLINE公式アカウントを導入する企業が増えています。どの様に活用されているか、事例をもとに紹介します。
大人数への連絡ツールとして活用
教育や習い事の場を提供する企業ではユーザーの数が多いため、急な休講や講師の変更の際の連絡にかなりの工数がかかっていました。
LINE公式アカウントを導入した企業では、急な連絡を一斉に送ることができ、ユーザーとの行き違いを防ぐことができ来るようになったことに加え、キャンセルがあった場合の参加希望者を募れるようになったという事例もあります。
LINE公式アカウントを使って営業時間の変更や、休講日などのお知らせを配信することも出来るため、予約型ビジネスである教育や習い事の業界でも顧客対応に役立っています。
コミュニケーションの場を作りユーザー離れを抑制
塾などの子供を対象とした教育業界では、生徒はもちろん、保護者とのコミュニケーションも重要です。
電話やメールでは堅苦しくなってしまう連絡も、LINEを使って気軽にできるようにすることで、コミュニケーションの活性化を図ることが可能です。
先述の企業では、わからない問題を画像で補足したり、生徒とフランクなやりとりができるようになったことで、退塾率を抑えることに繋がりました。また、保護者へのフォローや報告が随時行えるため、保護者との信頼関係を築くうえでも役立っています。
LINE公式アカウントの活用事例（人材業界）
人材業界では、ユーザーそれぞれに合わせた対応が重要視されるため、適した情報提供をスムーズに行えるLINE公式アカウントが注目されています。活用されている事例を紹介します。
チャットボットでセミナーの受付や情報提供
求職者への情報提供は、希望に近い情報を提供することが大事です。
ひとりひとりに対応していると、人員や時間がかかってしまうところ、チャットボットを導入したLINE公式アカウントを導入した企業は、対応コストの削減や効率化に成功しています。
チャットボットで半自動化することにより、効率的にユーザーの希望を把握することが可能で、より希望に近い求人情報の提供が可能になります。また、気軽に参加申し込みができるため、セミナーへの参加を促すことも出来ます。
コミュニケーションロスを防ぎ参加率や辞退率を改善
人材採用の業界では学生のユーザーが多く、そのほとんどが日常的にLINEを利用しているため、コミュニケーションツールとしてLINE公式アカウントが有効です。
メールや電話よりも気軽に利用できるため、より身近な距離で相談をしてもらいやすくなります。それにより、採用後の不安解消や相談に応じることができるため、内定辞職率を軽減できます。
また、就活セミナーなどの参加者へのリマインドを行うことで参加率がアップした事例もあります。
LINE公式アカウントの活用事例（行政）
行政でもLINE公式アカウントを導入する自治体が増えており、地域の情報や緊急情報など、必要な情報を配信しています。行政での活用内容を事例を基に紹介します。
より早い情報提供
災害時などによりスムーズな情報提供や注意喚起が必要になる自治体では、LINE公式アカウントの導入が進んでいます。
熊本地震をきっかけに導入した熊本市では、避難情報や即効性のある災害情報が受け取れることに加え、道路の破損や資源物の持ち去り案件の通報ができるサービスも実施しています。
さらに、民間事業と連携し、抽選イベントの開催など、要望に合ったサービスを追加することで友だち数を増やしています。
問い合わせの自動応答化
地方自治体への問い合わせはさまざまな内容があり、さらに電話や窓口は時間が決まっていて混み合ってしまいます。
その改善策として、LINE公式アカウントのチャットボット機能を活用し、対応を自動化する自治体が増えています。
ごみの分別方法や、納税、住民票の取得に至るまで、これまで時間のかかっていた事務作業が効率的に対応できるようになることで、利善性が高くなっています。
これによって行政側は業務の効率化ができ、住民側も気軽に問い合わせや申請が行えるようになることで、コミュニケーションの機会が増え、双方にメリットが生まれています。
LINE公式アカウントのメリット
LINE公式アカウントを導入することで得られる、メリットについて紹介します。
無料でも利用できる
LINE公式アカウントは、下記の3種類のプランが用意されています。
| フリープラン | ライトプラン | スタンダードプラン | |
| 月額固定費用 | 無料 | 5,500円 | 16,500円 |
| 無料メッセージ数 | 1,000通 | 15,000通 | 45,000通 |
| 追加メッセージ料金 | 不可 | 5円/通（税別） | ～3円/通（税別） |
料金表参照：https://www.linebiz.com/jp/entry/ (【公式】LINE公式アカウントをはじめましょう｜LINE for Business)
最初はフリープランとなっているため、開設時は無料で利用できます。フリープランでも1,000通のメッセージ送信が可能ですので、無料のまま利用していくことも可能です。
メッセージ数が足りない場合はライトプランやスタンダードプランへの変更を検討できます。
企業に取り入れるシステムとしては、無料で使えることは経費削減に繋がるため、大きなメリットと言えます。
興味を持ってくれたユーザーに直接アプローチできる
LINE公式アカウントでは、友だち追加してくれたユーザーを対象に情報発信や販売促進を行うため、企業や商品に興味を持ってくれているユーザーに直接アプローチできます。
やみくもに宣伝するより、最初から興味を持ってくれているユーザーへのアプローチの方が、より販促効果やブランディング効果が高いと言えます。
また、見逃しがちな店頭広告やDMなどと比べても、日常生活で使うことの多いLINEを媒体にすることで発信した内容に目を通してもらいやすくなります。
チャットでの問い合わせ対応やメッセージ配信、タイムラインへの投稿などで、企業の情報や商品の情報を目にする機会が増えることで、より身近に感じてもらうことができるというメリットがあります。
定期的な販促ができる
引用：linebiz.com
定期メッセージを利用して、シーズンごとの商品やサービスの紹介、再来店を促すメッセージなどを送信すれば販促効果が得られます。
販促機会が店頭やDM、ECサイトのみだと、見逃してしまうようなシーズン企画でも、LINE公式アカウントのメッセージ機能を活用することで、より目に留まりやすい方法で宣伝することができます。
また、普段から慣れ親しんでいるLINEでショップカードやクーポンが簡単に使えるようになることで、再来店の促進にも繋がっています。
DMMチャットブーストではLINE公式アカウントの使い方に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。
LINE公式アカウントはDMMチャットブーストでより効率化できる
さまざまな業界で導入されているLINE公式アカウントは、問い合わせなどの接客対応や予約、販売促進などに役立っています。生活に馴染んでいるLINEというツールを取り入れることで、よりユーザーとの距離を縮めることができています。
また、LINE公式アカウントをより効率的に運用するには、チャットボットの機能を導入し、顧客対応を自動化することも重要です。
チャットボットの導入を検討するなら、DMMチャットブーストがおすすめです。
bot機能や自動販促通知、予約配信など、LINE公式アカウントを最大限に活用できるマーケティング機能が使えるようになります。
これからLINE公式アカウントの運用を考えている方も、既に運用している方も、より効率的で細かなサービスの提供のために、まずは資料をダウンロードして、検討して見ることをおすすめします。
DMMチャットブーストではLINE公式アカウントのおすすめ事例に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。