EC店舗と実店舗の比較

EC店舗(サイト)とは?実店舗とのメリット・デメリットを徹底比較!

「EC店舗(サイト)と実店舗って具体的に何が違うの?」
「新規で商品を売りたいのだけど、EC店舗と実店舗どっちから始めればいいの?」

新規事業を始めたての方のなかで、このような悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

EC店舗、実店舗、どちらで出店するとしても、どちらにもメリット・デメリットがあります。自分のビジネスに合ったスタートを切るために、双方をきちんと理解することが大変重要になってきます。
そこでこの記事では、

  • EC店舗と実店舗の違い
  • EC店舗と実店舗のメリット・デメリット

について要点をまとめて解説していきます。

この記事が「EC店舗と実店舗、どちらから手を付ければいいのか迷っている」という方の参考になれば幸いです!

DMMチャットブーストではEC市場に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。

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EC店舗(サイト)とは?

ECサイトとはインターネット上に開設した、商品を販売するWebサイトのことです。またECは『electronic commerce』の略で、日本語で表すと『電子商取引』です。

さまざまなECサイトがありますが、ECサイトで商品を販売するには主に

  • ショッピングモール型
  • 自社サイト型

の2つの方法があります。

DMMチャットブーストでは👉ECサイトのオープンソースに関する記事もございますので、ぜひご覧ください。

EC店舗と実店舗との違いを比較

全く同じ商品を販売する場合でも、EC店舗と実店舗ではお客様へのアプローチが変わってきます。双方の違いを理解しておくことで、これから開業する方にとって重要な判断基準となります。

この章ではそんなEC店舗と実店舗の違いを8つ紹介いたします。

EC店舗と実店舗との違い1|販売場所

ECサイト:ECサイトはインターネット上のお店なので、インターネットが利用できる環境と端末があれば、世界中の消費者がお客様となります。

実店舗:実店舗はリアルでお客様が足を運ぶ場所なので、人通りの多い場所やアクセスの良い場所に店舗を設けるのが理想です。

EC店舗と実店舗との違い2|販売時間

ECサイト:営業時間を決めず、24時間営業できるのがECサイトの利点です。コロナウイルスの影響もあり2020年はネットショップの利用が急増しました。

実店舗:中には24時間営業のコンビニやスーパーがありますが、基本的にお客様が来やすい時間帯を営業時間に設定します。例えばファミリー層がターゲットであれば土日、仕事帰りの会社員がターゲットであれば平日の夕方から夜など、商材やターゲット層によって営業曜日・営業時間が異なります

EC店舗と実店舗との違い3|出店にかかる費用

ECサイト:最低限の機能のサイトであれば10万円程度で済みますが、高機能でデザインの高いサイトを依頼すると100万円以上かかることもあります。また、最近ではShopifyやBASEといったECサイト作成サービスが登場しています。プロに頼まずに、ほとんどお金をかけずにECサイトを立ち上げられます

実店舗:実店舗の開業資金には、店舗の家賃や初期費用、そこに設備費や内装工事費などを加えると1,000万円以上必要になる場合もあります。また資金は業種や店舗の立地、などで大きく変動します。開業を考えている人にとって、資金繰りは大きな悩みとなっています。

EC店舗と実店舗との違い4|固定費

ECサイト:ECサイトの固定費は比較的安く収まります。内訳はEC作成サービスの月額利用料、通信費、決済サービスの月額利用料などが挙げられます。月額利用料が無料、もしくは安いサービスを利用すれば、固定費は数万円で済みます。

実店舗:家賃、水道光熱費、通信費、決済サービスの月額利用料、保険料などが固定費としてかかります。この他に、従業員を雇用している場合には人件費なども加わり、100万円以上の固定費が月々発生する場合もあります。

EC店舗と実店舗との違い5|集客・販促の方法

ECサイト:実店舗と異なり競合の数が多いのも、ECサイトの特徴です。サイトに訪れてもらうためには、サイトのSEO対策を行ったり、インターネット広告などの集客方法が考えられます。

また、最近ではInstagramやTwitter、LINE公式アカウントなどのSNSを上手く利用し集客を行うEC運営者も増えています。お客様と直接的なコミュニケーションがない分、ブログやSNSを用いた商品情報の発信が重要なポイントです。

実店舗:店舗がある場合、近隣の住民が主なターゲットです。ポスティングなどのチラシを活用した集客方法もありますが、最近では多くの人がインターネットやInstagramで情報収集することから、EC店舗同様のインターネット広告やSNS広告などが使われています。

EC店舗と実店舗との違い6|顧客対応方法

ECサイト:直接対面を必要としない、ダイレクトメッセージや電話、SNSを通じてコミュニケーションを行います。最近ではLINE公式アカウントを用いて顧客対応を自動化するEC運営者も増えてきています

実店舗:お客様と直接コミュニケーションをとれる事が実店舗の最大の強みです。商品を見せながら紹介・説明ができるため、購入を迷っている顧客へ適切なアプローチを行えます。また、潜在ニーズを探れるのも実店舗の強みです。お客様との何気ない会話の中に、次の商品開発へのヒントが隠れているかもしれません。

EC店舗と実店舗との違い7|商品の届け方

ECサイト:今現在、購入してから1日や2日で商品が届くことが当たり前になっており、購入からお客様の元へ届くスピードも重要なポイントになっています。

入金確認後すぐに商品を発送できるよう、できる限り無駄を減らし、効率的に行うことが大切です。直接的なコミュニケーションがない分、ちょっとしたメッセージカードや返品方法の案内を同封するなど、思いやりがあるとなお良いです。

実店舗:実店舗では直接お客様に商品を渡すことができます。オンラインショッピングが多くなっている中、わざわざ実店舗に足を運んだお客様をがっかりさせないためにも、在庫管理が重要です。

EC店舗と実店舗との違い8|決済の方法

ECサイト:クレジットカード決済、コンビニ決済、キャリア決済、銀行振込など、様々な決済方法がありますが、まず外せないのはクレジットカード決済でしょう。利用者が多く、お客様が一度カード情報を登録すると、次回以降入力作業が不要になるためリピーター獲得にも繋がります。

どの決済方法でも、決済手数料や月額利用料などの費用負担が発生します。
導入する前に、メリット・デメリットを確認しておきましょう。

実店舗:実店舗で今までの定番決済方法といえば現金でしたが、 最近ではクレジットカード、QR決済などのキャッシュレス決済を導入する店舗が増えています。主なメリットとしては、現金管理業務の効率化や会計時間の短縮。また感染予防対策にもなります。

DMMチャットブーストでは👉ECサイトのリニューアルに関する記事もございますので、ぜひご覧ください。

EC店舗のメリット・デメリット

誰でも簡単にEC店舗を持てる時代となり、開業を悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

そこで改めて、EC店舗のメリット・デメリットを簡単におさらいしましょう!

EC店舗の6つのメリット

EC店舗のメリット1|店舗の必要がない

ご存じの通りEC店舗はオンライン上にあります。実店舗は必要ありません。

EC店舗のメリット2|開業資金が少ない

0円からEC店舗を開業することができる時代です。資金がかかるにしても、工夫次第で費用を抑えることが可能です。

EC店舗のメリット3|固定費が少ない

在庫管理倉庫を持つ場合は異なりますが、基本的に家賃や光熱費が一切かかりません。また規模にもよりますが、アルバイトなどの人件費も削減することができます。

EC店舗のメリット4|24時間営業ができる

EC店舗は24時間いつでも商品をインターネット上で販売できます。多くの実店舗が閉まる深夜でも関係ありません。

EC店舗のメリット5|全国展開ができる

北は北海道、南は沖縄。インターネットにアクセスできれば、日本中のどこからでも購入が可能です。

EC店舗のメリット6|顧客データを一元管理できる

どのページに何分滞在したか、どの商品をカゴにいれたが購入に至らなかったか、など、お客様の行動をデータで把握することができます

EC店舗の3つのデメリット

EC店舗のデメリット1|対面のコミュニケーションが取れない

お客様とは対面のコミュニケーションが取れません。顧客対応や、商品の説明を文章や画像で行うことになります。一方で商品の魅力をよりリアルに伝えるため、SNSや動画を活用するEC運営者が増えています。

EC店舗のデメリット2|価格競争になりやすい

個人でも簡単にEC店舗を持てるため、差別化が難しく、価格競争になりやすいというデメリットがあります。

EC店舗のデメリット3|WEBの知識が必要になる

EC店舗に訪れてもらうための対策が必要になります。SEO対策やインターネット広告などのWebの知識は必要不可欠です。

実店舗のメリット・デメリット

次に実店舗のメリット・デメリットです。

「EC店舗のほうが簡単に成功できそう」
「今後実店舗はなくなっていくのでは?」


と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は、実店舗には実店舗にしかないメリットもあります。しかしご察しの通りメリットが大きい分、デメリットも大きいです。この章できちんと理解しておきましょう。

実店舗の3つのメリット

実店舗のメリット1|直接的に商品を販売できる

洋服であれば試着、食品であれば試食など、実際に手に取ってもらうことで、購入までの意志決定を早めることができます。

実店舗のメリット2|直接お客様の反応がわかる

お客様のサービスや商品に対する反応がはっきりわかります。改善点や良い点などを理解できれば、今後の拡大にも役立てることができます。

実店舗のメリット3|店舗でイベントがうてる

イベントを行うことで、お客様と密なコミュニケーションを図れます。リピーター獲得やファン獲得のチャンスの場です。

実店舗の4つのデメリット

実店舗のデメリット1|開業資金が高い

資金面で開業への壁が大きいです。昨今ではEC店舗から開業し、軌道に乗ったら実店舗へ。という形が増えてきています。

実店舗のデメリット2|固定費がかかる

実店舗を維持するためには、大きなコストがかかります。特に建物にかかる費用。家賃やテナント料に加え、光熱費、販売スタッフの人件費も必要になってきます。

実店舗のデメリット3|店舗を探す必要がある

店舗探しは長期戦です。 理想の店舗にするために立地や周辺状況などのチェックも怠ってはいけません。時間と情報収集能力が必要になります。

実店舗のデメリット4|営業時間が限られる

実店舗ではEC店舗と異なり、人員面や立地によって営業時間が限られます。

EC店舗と実店舗の連携が大事

ECサイトと実店舗の違いを比較してきましたが、消費者の立場で考えてみると、理想的なのはECサイトと実店舗の両方があることです。

  • 店舗で一度購入した商品をECサイトで再度購入したい
  • 画像だけでは不安
  • ECサイトで購入手続きを終わらせたい

など、消費者の要望は複雑化しています。 そこでおすすめなのが「DMMチャットブーストforEC」です!

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